5.2    アクションに関する情報

ゲームプレイ中に利用可能なアクションや必要な入力に関する情報をプレイヤーに提供します。

視聴時間: 4 分
ゲームプレイ: PEGI 3 - 18
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5.2    アクションに関する情報

ゲームプレイ中に利用可能なアクションや必要な入力に関する情報をプレイヤーに提供します。

ゲームプレイに必要な入力に関する情報をプレイヤーが求める場合は、ゲーム内で実行できる基本的なアクションやコンテクストごとのアクションの情報がプレイヤーにとって役立つ可能性があります。

各入力が対応するアクションの種類を示すコントロール画面が役立つ場合もありますが、異なるコンテクストや入力操作に対するコントロールの詳細情報となると柔軟性に欠けることがあります。

ゲームプレイ中にアクションを実行するために必要となる入力や操作を示す入力プロンプト(指示)やリマインダーの方が、コントロールに関する情報として理解しやすいかもしれません。

可能であれば、プレイヤーの入力システムに応じてプロンプトが変化するように設定しましょう。例えば、各アクションに対しプレイヤーが使う入力と操作の種類に応じてプロンプトを変更します。

『God of War』で「つかむ」アクションの入力と操作を「L3 をクリック」から「○を長押し」に変更した場合、「つかむ」アクションが実行可能なタイミングで画面に現れる入力プロンプトには、「○を長押し」と表示されます。

これは、変更後の操作の割り当てに一致する情報です。特定のアクションに対する入力プロンプトの表示だけでなく、どのタイミングでも実行可能な設定済みのアクションと、そのアクションが割り当てられている入力の詳細も、プレイヤーにとって便利な情報です。

『モンスターハンター』には、プレイヤーが実行可能なアクションの種類を常に表示する「ボタンガイド」を有効にするオプションがあります。アクション一覧の内容は、その時々のコンテクストで変化します。つまり、利用可能なアクションも随時変化します。

入力プロンプトをゲーム内で表示する場合、タッチやモーションなどの異なる入力メソッドがアクションの操作に使われるのであれば、これも考慮に入れる必要があります。

ゲームが対応するデバイスのうち、できるだけ多くの種類でプロンプトにも対応できるようにしましょう。PC の場合は、キーボードのキープロンプト、Xbox や PlayStation の場合はボタンプロンプトなどが、プレイヤーが使用するデバイスの種類によって自動検知かプレイヤーの手動設定で表示されることになります。

PC 版の『Rain World』では、ゲーム開始時にキーボード、Xbox、PlayStationが選択肢として提示されます。各入力デバイスごとに利用できる入力の種類に応じて、デバイスのコントロールの種類がゲームで表示されます。

これらのアクションの持つエフェクトに関する情報も、プレイヤーにとって役立つ可能性があります。この情報を提供する方法はさまざまです。アクションの内容を示す画像や説明を活用したり、アクションを実演するゲーム実況動画を提供したり、アクション実行時に起きる内容の説明などが、例に挙げられます。

アナログアクションに関する情報を画面を通して伝えることで、アナログ入力の握り方などをプレイヤーは知ることができます。例えば、ゲームによっては発射物がどこに着地するかを示すことも可能です。

『The Last of Us Part II』でこの設定を有効にすると、発射物を投げる準備をする際に発射物の推定軌道が表示され着地点を把握できるため、アナログ入力のポジショニングをよりスムーズに行えます。

ゲームの種類によっては、各アクションを実行する方法とタイミングを解説するチュートリアルを含めるのも良いでしょう。通常は、専用に構築された環境でこれらのアクションを試してもらい、その上で実際のゲームプレイに知識を活かせるようガイドします。

このモジュールは「情報」の一部ですこのトピックに含まれる他のモジュールは SpecialEffect DevKit のサイトでご覧いただけます URL:specialeffectdevkit.info

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