6.3    ゲームの難易度

ゲーム全体、または特定のコンテクストにおいて、ゲームの難易度を下げることを可能にします。

視聴時間: 4 分
ゲームプレイ: PEGI 3 - 18
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6.3    ゲームの難易度

ゲーム全体、または特定のコンテクストにおいて、ゲームの難易度を下げることを可能にします。

プレイヤーが制御できないゲーム要素に関しては、その仕組みだけでなく難易度の高さもプレイヤー自身で調節できるようにしましょう。

プレイヤーが制御できる要素を補強する場合と同様に、制御できない要素の難易度を減らすことにより最適なアクションを実行する際にプレイヤーにかかる負荷が低減されます。これにより、入力設定をプレイヤーは最大限に活用できます。

難易度を調整するための機能は、幅広い変更要素を網羅することにもなるため、各プレイヤーが求める難易度に適した体験を提供するためにゲームを調整するシンプルな方法だと言えます。

これらのプリセットに含まれる変更の程度や数はさまざまですが、やはりゲームの種類によって大きく異なります。例えば、『God of War』のようなゲームでは、難易度を変更することで、攻撃ごとに敵から受けるダメージの程度や敵の攻撃性の強さが調節されます。

難易度の違いがゲームにどのような影響を及ぼすか、難易度を選ぶ際の基準はどのようなものかを、プレイヤーに説明する必要があります。

グローバルな難易度のプリセットはあると便利ですが、プレイヤーが難しいと感じる特定のコンテクストにおいて個別に難易度を設定できればさらに便利かもしれません。

『Shadow of the Tomb Raider』には、戦闘を含む場面、パズル要素を含む場面、そして探検にフォーカスした場面があります。これらの場面ごとに個別に難易度を調整すると、各場面ごとに異なる様々な要素の難易度にも影響が生じます。ゲームの特定のモードやエリアが特に難しく感じているものの、他の場面では問題なくゲームを進められている場合などにこの機能は便利です。

さらに、適切だと思われる場合は、ゲームの各側面ごとに細かな制御を可能にすることも検討しましょう。例えば、戦闘中のAIの攻撃性のレベルやAIから受けることになるダメージの程度をプレイヤー自身で調節できるようにします。このように、プレイヤーの能力や好みに応じてゲームの内容をカスタマイズすることができます。

『The Last of Us Part II』で敵の難易度を下げると、敵の動きの正確性や攻撃性が低くなります。

ゲームに含まれるその他の設定項目については、ゲーム全体を通して難易度を調節できるようにしましょう。プレイヤーにとって難しい場面は特に調節が必要です。

『Ghost of Tsushima』では、戦闘中を含むいかなる場面でも難易度を調節できます。

ゲームにおける難易度を調節する機能が与えられていても、特定のポイントから先へ上手く進めないプレイヤーもいるため、特定のエリアや問題をスキップする機能もあると便利です。それらの場面をプレイヤーが完了した前提でゲームが機能するのが理想的です。

『The Last of Us Part II』で「パズルをスキップ」機能を有効にすると、オプションメニューで「現在のパズルをスキップ」を選択し、そのまま先へ進むことができます。

また、ゲームによっては現状の進捗状況を自動的に、またはプレイヤーの入力を通して簡単に保存する機能があればプレイヤーにとって便利です。これにより、難しいと感じたセクションを再びプレイする必要がなくなります。

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