6.4    タイミング要素

精確なタイミングの入力や素早い入力の必要性を、プレイヤー自身で減らしたり除外できるようにします。

視聴時間: 3 分
ゲームプレイ: PEGI 3 - 18
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6.4    タイミング要素

精確なタイミングの入力や素早い入力の必要性を、プレイヤー自身で減らしたり除外できるようにします。

ゲームの特定の箇所でプレイヤーによる素早い反応が必要とされたり、精確なタイミングでの入力が必要とされる場合があります。プレイヤーの中にはこれを難しく感じる人もいるため、特定の箇所へのアクセスに必要な精確性のレベルや反応の速度を調節する機能を提供すると役立つ可能性があります。

『Quick Time Events』など、プレイヤーに素早い反応を求める箇所のあるゲームは、必要に応じて入力を素早く操作するのが身体的に難しいプレイヤーにとって難易度が高くなります。プレイヤーが行動を達成するのに与えられる制限時間を延長する機能を提供することにより、プレイヤーが意図したとおりに行動を達成できる可能性が高くなります。

『Ghost of Tsushima』では、ミニゲームにおける素早い反応の必要性を除外できます。「ボタンの連打」を有効にすると、通常はボタンの連打が必要とされる箇所において制限時間が排除されるため、ボタンを押すスピードの制約がなくなります。

何らかの行動を達成したり、ゲームを先へ進めるために精確なタイミングでの入力が求められる箇所が含まれるゲームもあります。特定の入力を素早く操作するのが難しいプレイヤーにとって、やはりこれは難易度が高くなります。精確なタイミングでの入力の必要性を調節または除外することで、ゲームをプレイしやすくなる可能性があります。

『Cadence of Hyrule』では、楽曲のリズムに合わせて最適なアクションが実行されます。ただし、「固定ビート」モードを有効にすると、アクションをリズムに合わせずに済むため、精確なタイミングで入力する必要もなくなります。

素早い反応と精確なタイミング、この両方の必要性を同時に減らすための1つの方法は、複数の要素またはゲーム全体のスピードを変更する機能を提供することです。このような減速を可能にすることで、イベントに反応するまでの時間の余裕を与えたり、入力操作のタイミングを精確に図れるよう時間に余裕を与えることができます。

『Celeste』では、ゲームの速度を最大で初期設定の50%減にまで調節することができます。これにより、メニュー以外のゲーム全体の速度が下がり、通常であれば反応するのが難しい高スピードの要素に上手く反応する時間の猶予が与えられます。

特定数の行動を達成するのに制限時間が設けられているゲームでは、制限時間の調節や除外を可能にすることを検討しましょう。プレイヤーにより多くの時間を与えることで特定のアクションを実行したり、各自に適したペースでプレイできるようになります。

適切と考えられる場合は、好きなタイミングでゲームを一時停止する機能の提供も検討すると良いでしょう。プレイヤーが一時停止を使う理由はさまざまです。入力デバイスの操作による疲労かもしれませんし、次のアクションを策定し必要となる入力を判断するためかもしれません。

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