7.5    アクションの予測

可能であれば、プレイヤーが実行したいアクションを予測して自動化できるようにしましょう。

視聴時間: 2 分
ゲームプレイ: PEGI 3 - 18
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7.5    アクションの予測

可能であれば、プレイヤーが実行したいアクションを予測して自動化できるようにしましょう。

ゲームを簡素化する方法としてもう1つ考えられるのは、特定のタイミングでプレイヤーが実行すると思われるアクションを予測することです。

プレイヤーの意図に反してアクションが実行されるのを防ぐ必要があるため、この機能の実装は複雑化する可能性があります。さまざまな要素に基づいて予測が成されなければなりません。

このような予測を行う際は、プレイヤーの現状のコンテクストや、プレイヤーが実行したばかりのアクションを考慮します。

例えば、『FIFA』の「2ボタン」モードでは、入力が押されると、グラウンダーパス、スルーパス、ロブパスのうちのどれをプレイヤーが使うかが自動的に決定されます。さまざまな要素に基づいてこの決定は下されます。アナログスティックがその瞬間に指している方向や、入力長押しの持続時間の両方が影響しますが、他のプレイヤーの現状の位置も同様に考慮されます。「1ボタン」モードでも同じ機能が発動しますが、「アクション」ボタンを押した際にプレイヤーがシュートを意図しているかどうかも考慮されます。

『Devil May Cry』で「自動アシスト」モードを使うと、通常は複数の入力が必要とされる複雑なコンボを単一の入力のみで実行できます。戦闘のコンテクストで入力が押されると、各タイミングでの最適なアクションをゲームが判断し自動的に実行します。

ゲームを簡素化するその他の方法と同様に、この機能がもたらす主なメリットは必要な入力数が減ることです。1つの入力で複数のアクションを実行できるだけでなく、各時点でプレイヤーがどのアクションを実行したいのかが自動的に予測されます。

ゲームに予測機能を実装する場合、機能をどのように発動させ、どのような効果を持たせるかはゲームの種類によって決まります。

このモジュールは「簡素化」の一部ですこのトピックに含まれる他のモジュールは SpecialEffect DevKit のサイトでご覧いただけます URL:specialeffectdevkit.info

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